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推し活

10代の推し活のお金の使い方|おこづかいの中で何を選んでいるのか

10代の推し活は、かぎられたおこづかいの中でのやりくりです。お金の出どころ、使い道の優先順位、お金を使わない推し活まで整理し、企業が価格や商品を考えるときのヒントをまとめました。

推し活のお金は「どこから」来るのか

大人の推し活と10代の推し活のいちばん大きなちがいは、お金の出どころです。10代の多くは、自分で自由に使えるお金がかぎられています。

10代の推し活を支えるお金は、だいたい次のようなものに分けられます。

  • 毎月のおこづかい
  • お年玉や誕生日にもらったお金
  • 高校生ならアルバイト代
  • 親にお願いして出してもらうお金(チケット、遠出の交通費など)

中学生と高校生でも事情はちがいます。アルバイトができるかどうかで、使えるお金の幅が大きく変わるからです。「10代」とひとくくりにせず、学年で分けて考えることが大切です。

「全部はムリ」だから、選んでいる

推しのグッズや配信、イベントは次々に出てきます。おこづかいでは、そのすべてを追いかけることはできません。そこで10代は、何にお金を使うかを日ごろから選んでいます。

選ぶときの考え方には、たとえばこんなものがあります。

  • 推しに直接とどく気がするもの(ライブ、公式の商品など)を優先する
  • 毎日持ち歩けるもの、使えるものを選ぶ
  • 友だちと一緒に楽しめるものにお金を使う
  • 「今しか買えない」ものと「あとでいい」ものを分ける

大人から見ると小さな金額でも、10代にとっては考えぬいた末の買い物です。だからこそ、買ったあとに「買ってよかった」と思えるかどうかが、次の購入やブランドへの気持ちに強く影響します。

お金を使わない推し活も大きい

10代の推し活には、お金をほとんど使わないものもたくさんあります。

  • 動画やSNSの投稿を見る、コメントする
  • ダンスやポーズをまねして投稿する
  • 推しの絵を描く、手づくりのグッズを作る
  • 友だちに推しのよさを語る、すすめる

2026年上半期の公開調査では、ダンスやポーズをまねできるなど「ファンが参加できる余白」がある推しが強い、という読み解きが出ています(Reaplus「Youth Now! 2026年上半期トレンド総括」)。お金をかけずに参加できることも、推し活の大事な楽しみ方です。

企業にとっては、売上にすぐにはつながらない部分です。でも、無料で楽しめる入口があるからこそ、「いつか買いたい」と思ってもらえる関係が育ちます。

価格帯ごとに「役割」を分けて考える

10代向けの推し活商品を考えるときは、価格帯ごとに役割を分けると整理しやすくなります。

  • 気軽に買える価格:はじめての人や、友だちとおそろいで買う人の入口
  • 少し考えて買う価格:推しへの気持ちを形にする、記念になるもの
  • 親と相談する価格:イベントや体験など、家族の了解が必要なもの

どの価格帯も大切ですが、10代向けでは「入口の価格」が特に大事です。高い商品しかないと、興味があっても手が出ず、その商品自体を知らないまま終わってしまいます。

価格を決めるときは、次の点も確かめておきましょう。

  • その値段は、おこづかいの何回分くらいになりそうか
  • 同じ時期に、推しの公式グッズやイベントの出費が重なっていないか
  • 少量版やミニサイズなど、試しやすい形を用意できるか
  • 送料や手数料をふくめた「最後に払う金額」がわかりやすいか

とくに通販では、商品の値段は手ごろでも、送料を足すと予算をこえてしまうことがあります。10代は最後の画面で金額を見て、買うのをやめることも少なくありません。

「使ったあと」の満足もデザインする

お金を使ったあとに残るものも大切です。グッズなら、すぐに使える、飾れる、持ち歩ける。体験なら、写真や思い出として残る。買ったものが日常の中で目に入るたびに、「推しを応援できた」という気持ちがよみがえります。

反対に、買ったあと引き出しにしまったままになる商品は、満足が長続きしません。「買った日」だけでなく「買ったあとの毎日」を想像して、商品を考えてみてください。

「親の目」も意識する

10代の推し活には、親の存在が関わります。高い買い物や遠くのイベントは、親の了解が必要になることが多いからです。

親が気にするのは、値段だけではありません。何度も買わせる仕組みになっていないか、子どもが安心して参加できる場所か、といった点も見ています。親が「これならいいよ」と言いやすい商品は、結果として10代にも届きやすくなります。

何にお金を使ったかを知る

10代がどこにお金を使っているかは、売上データだけではわかりにくいものです。自社の商品を買わなかった人が、代わりに何を選んだのかが見えないからです。

TrendVoiceのプロフ帳には「推し」「最近お金を使ったもの」「おこづかい(任意)」といった項目があります。企業向けプランでは、たまった声にAIで質問できるので、「推し活でいちばんお金を使っているのは何?」といった問いから、価格づくりのヒントを探せます。

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公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部

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