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伝え方

10代と色の関係|推しカラー・くすみカラー・ビビッドを使い分ける商品と広告の色選び

10代にとって色は、好みだけでなく「推し」や「気分」や「学校」とつながっています。推しカラー、くすみカラー、ビビッドカラーがどう選ばれているかを整理し、商品や広告の色を決めるときの考え方と注意点をまとめました。

10代の色選びには「理由」がある

大人が色を選ぶとき、多くは「好きな色」「似合う色」で決めます。10代の色選びには、そこにもう少し別の理由が重なっています。推しの色だから、友だちとおそろいだから、学校で使えるから、いまの気分に合うから。

この記事では、10代と色の関係を3つの色の流れに分けて整理し、商品や広告の色を決めるときの考え方を紹介します。

流れ1:推しカラーは「自分を表す色」

アイドルグループのメンバーには、それぞれ担当の色があることが多く、ファンはその色を持ち物に取り入れます。いわゆる推しカラーです。

推しカラーで大事なのは、色が「好み」ではなく「自分が誰を推しているか」を表す記号になっていることです。たとえば、ふだんは選ばない色でも、推しの色なら手に取る、ということが起きます。逆に、推しの色と少しでもちがう色味だと、選ばれないこともあります。

推しカラーを商品に生かす具体的な方法は別の記事で扱っているので、ここでは「色が記号として読まれることがある」という点だけ覚えておいてください。広告で何気なく選んだ色が、特定の推しを思わせることもあります。

流れ2:くすみカラーは「落ち着き」と「学校」

灰色や茶色を少しまぜたような、やわらかい色をくすみカラーと呼びます。ここ数年、若い世代の服やコスメ、文房具で、くすみカラーがよく使われていると言われます。

10代がくすみカラーを選ぶ理由として、次のようなことが考えられます。

  • 目立ちすぎず、学校でも使いやすい
  • 大人っぽく見える
  • ほかの色と合わせやすく、持ち物全体の雰囲気をそろえやすい

学校に持っていく物は、校則や周りの目があるので、派手すぎる色は避けたいという気持ちも働きます。くすみカラーは、その中で自分らしさを出せる、ちょうどいい色として選ばれていると考えられます。

流れ3:ビビッドカラーは「気分」と「平成レトロ」

一方で、はっきりとあざやかなビビッドカラーにも、根強い人気があります。とくに、平成レトロの流れの中では、ピンクや水色、黄色などの明るい色や、キラキラ、ラメの入った色が、かわいいものとして楽しまれています。

2026年上半期には、シール帳・シール交換(マイナビ「10代女子が選ぶ2026年上半期トレンドランキング」モノ部門1位)や、たまごっち(渋谷トレンドリサーチの高校生調査で好きなキャラクター1位)など、平成に流行したものが上位に入りました。こうした平成のかわいいものは、明るい色づかいとセットで受け取られています。

ビビッドカラーは、休みの日や推し活、イベントなど、気分を上げたい場面で選ばれやすい色だと言えそうです。

3つは「どれか1つ」ではない

ここで大事なのは、同じ10代が、場面によって3つの色を使い分けていることです。学校のペンケースはくすみカラー、推し活のバッグはビビッドな推しカラー、ということは十分にあります。

そのため、商品の色を決めるときは「10代に流行っている色は何か」と聞くより、「その商品はどの場面で使われるか」から考えるほうがうまくいきます。

  • 学校で毎日使うもの:くすみカラーや、落ち着いた色を中心に
  • 推し活で使うもの:推しカラーを選べる展開に
  • 休日やイベント用のもの:ビビッドやキラキラも選べるように
  • 学校でも推し活でも使うもの:本体は落ち着いた色、一部に推しカラーを入れる

色を決めるときの注意点

色は見る人の感じ方に左右されやすく、思わぬところでつまずくことがあります。

  • 写真と実物の色がちがうと、とくに推しカラーで選んだ人ががっかりする
  • 色の見え方には個人差があり、見分けにくい色の組み合わせもある。大事な情報は色だけでなく、文字や形でも伝える
  • 「女の子はピンク、男の子は青」のような決めつけは、いまの10代には合わないことが多い
  • 流行の色だけでそろえると、季節が変わったときに一気に古く見える

とくに、色の見分けにくさへの配慮は、広告やWebページでも大切です。ボタンの色だけで意味を伝えるのではなく、文字を添えておくと、だれにとっても使いやすくなります。

色の好みは、場面ごとに聞く

10代の色の好みを調べるときは、「好きな色は?」と一つだけ聞いても、場面による使い分けは見えてきません。

TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「推し」「カバンの中身」「いまの気分」などの声が集まっています。企業向けプランでは、その声にAIで質問できるので、「学校で使う物と推し活で使う物で、選ぶ色はちがう?」といった切り口で確かめてみてください。

#色彩#カラートレンド#10代 商品企画

公開日:2026-10-31 文:TrendVoice編集部

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