10代に人気の飲み物の傾向|中高生が「選ぶ・持ち歩く・撮る」ドリンクの企画ポイント
10代の飲み物選びは、味だけでなく、持ち歩きやすさ、カスタム、季節感、写真に撮りたくなるかで決まります。中高生に人気の飲み物の傾向と、飲料の商品企画で考えたいポイントを解説します。
飲み物は、10代がいちばん気軽に買えるもの
10代が自分のお金で買うものの中で、飲み物はとても身近な存在です。学校帰りのコンビニ、部活のあとの自動販売機、休日のカフェ。値段が手ごろで、毎日のように選ぶ機会があります。
だからこそ、飲み物は「新しいものを試してみる」きっかけにもなりやすい商品です。この記事では、10代の飲み物選びの傾向と、商品企画で考えたいポイントをまとめます。
10代が飲み物を選ぶ3つの場面
同じ10代でも、飲み物を買う場面によって、選ぶ基準は変わります。
- のどがかわいたとき:部活や体育のあと。量と値段、冷たさが大事
- 気分を変えたいとき:テスト勉強の合間や放課後。甘さや新しい味が選ばれやすい
- 友だちと出かけるとき:カフェやお店で、見た目や話題性も含めて選ぶ
場面によって、買う場所も変わります。のどがかわいたときは学校の近くの自動販売機やコンビニ、気分を変えたいときはコンビニやスーパー、友だちと出かけるときはカフェやドリンクのお店、という具合です。同じ飲み物でも、自動販売機に並ぶのか、カフェ風の売り場に並ぶのかで、10代の受け取り方は変わります。
1本の商品ですべての場面をねらうのはむずかしいものです。「どの場面で手に取ってほしいか」を先に決めると、容量や値段、味の方向が決めやすくなります。
傾向1:自分好みにカスタムしたい
2026年夏の高校生調査(渋谷トレンドリサーチ、高校生男女200人)では、具材と辛さを選べる麻辣湯(マーラータン)が「流行っている食べ物」の2位に入りました。自分好みに組み合わせられることが、人気の理由のひとつと考えられます。
飲み物でも、甘さや氷の量、トッピングを選べるカフェのドリンクは、10代に好まれる傾向があります。市販の飲料でも、「割って飲む」「ほかの飲み物と混ぜる」など、ひと手間で自分の味にできる提案は、話題のタネになりやすいでしょう。
傾向2:持ち歩いて、見せる
10代にとって飲み物は、手に持って歩くものでもあります。ボトルやカップは、写真や動画に写りこむアイテムです。
- 手に持ったときに、ラベルや色がきれいに見えるか
- 友だちと色ちがいで並べたくなるか
- カバンに入れやすい形・大きさか
最近の10代のSNSは、きれいに作りこんだ写真より、日常をそのまま出す投稿が好まれる、という読み解きもあります(Reaplus「Youth Now! 2026年上半期トレンド総括」)。「わざわざ撮る」より「いつもの帰り道に写りこむ」くらいの自然さを意識したデザインが合いそうです。
傾向3:季節と限定に反応する
春のさくら味、夏の冷たいフルーツ系、冬のあたたかい飲み物。季節ごとに入れかわる味は、10代にとって「いまだけ」を楽しむきっかけになります。
ただし、期間限定ばかりだと、気に入っても買えなくなる不満につながります。定番の味と季節の味をセットで考え、「いつもの1本」と「今月の1本」を両立させると、長く選ばれやすくなります。
ここまでの3つの傾向をふまえて、10代向けの飲み物を企画するときに見ておきたいポイントをまとめます。
- 学校に持って行ける飲み物か(学校によっては、水やお茶だけと決まっている場合もあります)
- 1本の値段が、おこづかいで毎日のように買える範囲か
- 味の名前を見ただけで、どんな味か想像できるか
- 飲みきれる量か、ふたを閉めて持ち歩けるか
- 写真に写ったとき、何の飲み物かわかるか
気をつけたいこと
10代向けの飲料では、健康面への配慮が欠かせません。
- カフェインの多い飲み物は、とりすぎへの注意が呼びかけられることがあります。若い人に向けて売るときは、表示や伝え方に気をつけましょう
- 「勉強がはかどる」「眠くならない」など、効果をあおる言い方は避ける
- 甘い飲み物ばかりをすすめるのではなく、気分や場面に合わせた選び方を見せる
保護者が見ても安心できる情報を出しておくことは、結果的に10代本人の買いやすさにもつながります。
10代の「いまの気分」から考える
暑い日に何を飲みたいか、テスト前にどんな味がほしいか。飲み物の好みは、気分や季節で毎週のように変わります。
TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「いまの気分」「好きな食べ物」「こんな商品求めてます」などの声を集めています。企業向けプランでは、たまった声にAIで質問できるので、新しい味や季節商品の方向を考えるときの材料になります。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
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