塾・学習アプリなど教育サービスの届け方|10代と保護者、選ぶ人と続ける人に伝えること
教育サービスは、お金を払う保護者と、毎日使う10代がちがう人です。10代が勉強サービスを選ぶきっかけ、保護者が気にすること、時期ごとの届け方、無料体験の設計と注意点をまとめました。
教育サービスは「選ぶ人」と「続ける人」がちがう
塾や家庭教師、学習アプリなどの教育サービスには、ほかの商品にはない特徴があります。お金を払って最終的に決めるのは保護者ですが、毎日通ったり、アプリを開いたりするのは10代本人です。
保護者が気に入っても、本人が続かなければ、いずれ解約されてしまいます。反対に、本人がやりたいと言っても、保護者が納得しなければ始まりません。教育サービスの届け方は、この「選ぶ人」と「続ける人」の両方を考えるところから始まります。
10代が勉強サービスを選ぶきっかけ
中高生が塾や学習アプリに興味を持つきっかけには、次のようなものがあります。
- 友だちが通っている、使っている
- 定期テストの点が思うように取れなかった
- 部活の先輩や、SNSの「勉強垢」で知った
- 受験を意識しはじめた
- 学校の先生にすすめられた
とくに大きいのは、友だちの存在です。「同じ塾に行けば帰り道が一緒」「同じアプリで勉強時間を見せ合える」。10代にとって勉強は、ひとりでがんばるものというより、友だちとの関係の中で続けるものでもあります。
SNSでは、勉強している手元やノート、タイマーの画面を投稿する「勉強垢」の文化もあります。勉強の様子を友だちとゆるく見せ合うことで、やる気を保っている10代もいます。教育サービスにとっては、「勉強を続けられる雰囲気」をどうつくるかも、教材の中身と同じくらい大事なポイントです。
10代が続けられるかどうかを左右するのは、次のような小さな点だと言われます。
- 1回の勉強が短く区切られていて、すきま時間にできるか
- 「できた」「進んだ」がひと目でわかるか
- まちがえても、責められている気持ちにならないか
保護者が気にすること
一方で、保護者が気にするのは次のような点です。
- 費用:月々の金額だけでなく、入会金や教材費、季節講習を含めた総額
- 成果の見え方:子どもが何をどれだけ勉強したかが、わかるか
- 安全:通塾の時間帯や道のり、オンラインなら使う時間の管理
- 子どもに合うか:無理なく続けられるか、合わなかったらやめられるか
10代向けと保護者向けで、伝える内容を分けることが大切です。
- 10代向けの例:「わからないところを、その場で聞ける」
- 保護者向けの例:「毎週の勉強の様子を、アプリでお知らせします」
時期で変わる届け方
教育サービスは、学校の予定と強く結びついています。
- 新学期(4月):学年が上がり、気持ちを新たにする時期。新しいことを始めやすい
- 定期テスト前:「今回こそは」と思う時期。短期の講座やテスト対策が響きやすい
- 夏休み:時間に余裕があり、苦手をまとめて取り戻したい時期
- 受験前:本人も保護者も真剣になる時期。情報の正確さがとくに大事になる
同じ内容でも、伝える時期によって受け取られ方が変わります。
無料体験・お試しの設計チェックリスト
始めてもらうための無料体験やお試し期間は、教育サービスではとくに大切です。設計するときは、次の点を確かめてみてください。
- 体験の中で「わかった」という手ごたえを1回は感じられるか
- 友だちと一緒に体験できるしくみがあるか
- 保護者が体験の様子を知る方法があるか
- 体験後に入会しない場合、しつこい連絡にならないか
- 料金と解約の方法が、体験の前からわかるか
気をつけたいこと
- 不安をあおらない:「このままだと志望校に落ちる」のような言い方は、本人も保護者も追いつめます
- 成果を断定しない:「必ず点数が上がる」と言い切る表現は避け、根拠のある伝え方を
- 解約しやすさ:続けるかどうかを家庭で決めやすいよう、手続きをわかりやすく
- 個人情報:成績や学校名など、未成年の情報の取り扱いには十分な配慮が必要です
10代の「勉強のまわり」を知る
どんなアプリを使っているのか、勉強の時間をどう過ごしているのか。10代の毎日を知ることが、届け方のヒントになります。
TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「学年」「いまの気分」「よく使うSNS・アプリ」などの声を集めています。企業向けプランでは、たまった声にAIで質問できるので、教育サービスの伝え方を考える前の確認に使えます。
公開日:2026-10-31 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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