10代のスキンケア市場と商品づくり|中高生の肌悩み・選び方・伝え方のポイント
メイクより先にスキンケアから始める10代が増えていると言われます。中高生の肌悩み、商品を選ぶときに見ていること、商品づくりと言葉選びのポイント、気をつけたいことをまとめました。
「メイクより先にスキンケア」の10代
10代の美容というと、まずメイクを思い浮かべる人が多いかもしれません。でも、学校ではメイクが禁止されていることも多く、中高生にとって毎日ふつうに使えるのは、むしろスキンケアのほうです。
洗顔、化粧水、日焼け止め、リップクリーム。こうしたアイテムは校則にふれにくく、親にも「肌のためなら」と許してもらいやすいものです。そのため、美容への興味の入り口がスキンケアになる10代は少なくない、と言われます。
この記事では、10代向けのスキンケア商品を考えるときの視点を、肌悩み・選び方・言葉の3つから整理します。
中高生の肌悩みは「ゆらぎ」が中心
10代の肌悩みは、大人とはちがいます。よく挙がるのは次のようなものです。
- おでこやあごのニキビ、毛穴のつまり
- 昼すぎのテカリと、季節の変わり目の乾燥
- 部活や体育での日焼け
- 汗をかいたあとのベタつき
ポイントは、悩みが「毎日同じ」ではないことです。テスト前の寝不足、夏の部活、冬の乾燥など、生活の変化で肌の調子がゆらぎます。「この悩み1つを解決する」より、「調子が悪い日にも使える」と思える設計のほうが、10代の実感に合いやすいです。
10代がスキンケアを選ぶときに見ていること
中高生がスキンケアを選ぶときは、次のような点を見ている傾向があります。
- 肌にやさしそうか(しみない、においが強すぎない)
- 動画やSNSで、同じ年代の人が使っているか
- おこづかいで続けられる値段か
- 使い切れる量か(大きすぎるボトルは手が出にくい)
- 親に「それなら使っていいよ」と言ってもらえるか
最近は、成分名をスマホで調べてから買う10代もいると言われます。ただし、成分の知識はSNSの断片的な情報から入ることも多く、まちがった思いこみがまじることもあります。企業側は、むずかしい成分の話を並べるより、「何のための、どんな使い心地のものか」をわかりやすく伝えるほうが親切です。
商品づくりで考えたい4つのこと
10代向けのスキンケアを企画するときは、次の4つを考えてみてください。
- 量と値段:ミニサイズやお試しサイズで、失敗してもいたくない価格にする
- ステップの少なさ:朝は時間がないので、1本で終わるものが喜ばれる
- 使う場所:家だけでなく、学校のトイレや部活のあとに使えるか。日焼け止めの塗り直しや、汗ふきシートのように持ち歩く場面を想像する
- 置き場所:家の洗面所で家族と共用になることもある。「自分のもの」とわかるデザインだと、続けて使ってもらいやすい
言葉の選び方:言っていいこと・気をつけること
化粧品の広告では、効果の言い方に法律や業界のルールがあります。「ニキビが治る」のように、医薬品のような効き目を言い切る表現は使えないのが一般的です。商品の種類によって言える範囲がちがうので、表現は必ず社内の担当者や専門家に確認してください。
そのうえで、10代に伝わる言葉を選びます。
- よくない例:「思春期のお肌トラブルを徹底ケア」
- よい例:「部活のあとでも、さっぱり洗える」
- よくない例:「透明感あふれる理想の素肌へ」
- よい例:「朝、これ1本でおわり」
むずかしい効果の話より、「いつ、どんなふうに使えるか」が浮かぶ言葉のほうが、10代には届きやすくなります。
やりすぎ注意
- コンプレックスをあおらない:「毛穴が目立つと嫌われる」のような表現は、10代の不安を大きくしてしまいます
- 大人向けの悩みを持ちこまない:エイジングケアのような、年齢に合わないケアをすすめるのは避けましょう
- 肌トラブルへの配慮:ひどい肌荒れは皮ふ科の受診をすすめる、と一言そえるだけで、保護者の安心につながります
10代のスキンケアは、「きれいになりたい」と同時に「失敗したくない」気持ちが強い分野です。安心して試せることが、何よりの売りになります。
10代のスキンケアの「いま」を聞いてみる
どんなアイテムをカバンに入れているのか、最近どんな美容アイテムにお金を使ったのか。こうした声は、学年や季節で変わります。
TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「カバンの中身」「最近お金を使ったもの」「こんな商品求めてます」などの声を集めています。企業向けプランでは、たまった声にAIで質問できるので、スキンケアの企画の前に、中高生の実感を確かめる材料として使えます。
公開日:2026-10-31 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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