10代の1日から見えるマーケティングの接点|学校・部活・塾のスケジュールで考える
朝の通学から休み時間、部活、塾、夜のスマホ時間まで。10代の1日の流れを追いながら、企業が10代と出会えるタイミングと、学校生活に関わるときの注意点を整理します。
10代は、思ったより忙しい
10代向けの施策を考えるとき、「いつ、どこで出会えるか」を具体的に思い浮かべられているでしょうか。中高生の毎日は、授業、部活、塾、宿題と、大人が思う以上に予定が詰まっています。自由に使える時間は、すき間に少しずつある、という子も多いでしょう。
この記事では、中高生の平日の1日を時間の流れで追いながら、企業が10代と出会えるタイミング(接点)を整理します。学校や地域、部活の有無で生活は大きくちがうので、ひとつのモデルとして読んでください。
朝:通学の時間
朝は、起きてから学校に着くまでがあっという間です。ゆっくりスマホを見る余裕はあまりなく、通知や友だちからのメッセージを確認する程度、という子も多いでしょう。
電車やバスで通う子にとっては、通学の時間がスマホを見られる短いすき間になります。駅や車内で目に入るものも、毎日くり返し見る接点です。朝は「じっくり読ませる」より、「目に入って覚えてもらう」場面と考えるとよいでしょう。
学校の中:休み時間とお昼
学校にいる間は、多くの学校でスマホの使い方にルールがあります。そのため、学校の中での接点は、スマホよりも「モノ」と「会話」が中心です。
- 文房具やペンケース、カバンにつけたグッズ
- お昼や休み時間に食べるお菓子、飲み物
- 前の日に見た動画や推しの話
2026年の10代トレンドでシール帳やシール交換が上位に入ったように(マイナビ10代女子調査モノ部門1位)、友だちと見せ合える・交換できるものは、学校の中で自然に広がりやすい特徴があります。
放課後〜夕方:部活・寄り道・塾
放課後は、部活に入っている子とそうでない子で、過ごし方が大きく分かれます。部活がある子は、終わったあとに友だちと帰る時間が貴重な自由時間です。
学校帰りに寄れるコンビニやドラッグストア、駅の近くのお店は、10代が実際にお金を使う場所になりやすいところです。ここでは「友だちと一緒に」「短い時間で」選べるかどうかが大事になります。
また、学年が上がるにつれて、塾や習いごとに通う子が増えます。学校から塾へ、塾から家へ。この移動のすき間に、軽く食べるものを買ったり、スマホで動画を見たりします。
受験の時期が近づくと、この時間帯の過ごし方はさらに変わります。季節や学年によって生活のリズムが動くことも、10代向けの施策では見落とせないポイントです。
夜:家でのスマホ時間
家に帰ってから寝るまでが、多くの10代にとっていちばんスマホを見られる時間です。動画を見る、友だちとメッセージをする、SNSを見る、ゲームをする。トレンドを知るのも、ネット通販をのぞくのも、この時間が中心になりやすいでしょう。
ただし、家庭によってはスマホを使える時間が決められています。「夜ならいつでも見ている」とは限らない点に注意が必要です。
1日の流れで見る接点の整理
時間帯ごとに、どんな接点が向いているかをまとめてみます。
- 朝の通学:くり返し目に入る、短く覚えやすいもの
- 学校の中:見せ合える・交換できる・分け合えるモノ
- 放課後:寄り道の場所で、短い時間で選べる商品
- 塾の前後:すき間に食べられる、持ち運べるもの
- 夜の家:動画やSNSで、友だちに送りたくなる内容
ひとつの施策で全部をねらうより、「どの時間帯の、どんな気分の10代に届けるか」を決めるほうが、企画がぶれにくくなります。
なお、学校の中は、企業が自由に広告を出せる場所ではありません。学校の許可なく校内や校門の前で宣伝をしたり、生徒に直接呼びかけたりすることは避けましょう。学校行事や部活と関わる企画は、学校や保護者の理解を得ることが前提になります。
1日の中の「本当の過ごし方」を知る
ここで紹介したのは、あくまで一般的な1日の流れです。実際の10代が、どの時間に何をして、どこでお金を使っているかは、本人に聞いてみないとわかりません。
TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「学年」「カバンの中身」「最近お金を使ったもの」「よく使うSNS・アプリ」などの声が集まります。企業向けプラン(月3万円〜)では、たまった声にAIで質問できるので、10代の毎日の中にある接点を探す手がかりになります。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
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