10代のネット通販の使い方|中高生は通販で何を買い、どこでつまずくのか
10代もネット通販を使う時代。ただし、支払いや受け取り、親とのやりとりなど、大人とはちがう事情があります。中高生のネット通販の使い方を「探す・決める・払う・受け取る」の流れで整理し、企業ができる工夫をまとめました。
10代の通販は「ひとりで完結しない」
ネット通販は、10代にとっても身近な買い物の方法です。お店にない色やサイズが見つかる、推しのグッズが買える、比べながら選べる。便利さは大人と変わりません。
ただ、10代の通販には大人とちがう特徴があります。それは、買い物がひとりで完結しないことが多い点です。支払いは親のカードを借りる、届け先は家族の名前、届いた箱を親が受け取る。こうした事情が、選び方にも影響しています。
ここでは、通販での買い物を「探す・決める・払う・受け取る」の4つに分けて、それぞれで10代がどう動き、どこでつまずきやすいかを見ていきます。
探す:通販サイトの外から始まる
10代が通販で商品を探すとき、最初から通販サイトの検索窓に打ちこむとは限りません。ショート動画で見た商品、友だちが持っていた物、SNSで話題の物。きっかけは通販サイトの外にあることが多いと考えられます。
そのため、動画やSNSで見た商品の名前がわからず、探せないということが起きます。
- 商品名が短く、覚えやすいか
- 動画やSNSで見た見た目と、通販の写真が同じか
- 色やシリーズの名前で検索しても見つかるか
見つけてもらえなければ、その先はありません。
動画で紹介するときは、画面の中に商品名をはっきり文字で出しておくと、あとから検索しやすくなります。説明欄やプロフィールから通販ページに行けるようにしておくのも大切です。「見た」から「探す」までの距離をできるだけ短くすることが、10代の通販では特に効いてきます。気になった気持ちは、思っているより早く冷めてしまうからです。
決める:レビューと写真で失敗を避ける
おこづかいでの買い物は、失敗できません。10代は、レビューや写真、使っている様子の動画をよく見てから決める傾向があると言われます。
通販では実物をさわれない分、次のような情報が判断の助けになります。
- 実物に近い色がわかる写真(光の当たり方で色が変わる商品は特に)
- 手に持ったときの大きさがわかる写真
- 届いたときの箱やパッケージの様子
「思っていたのとちがった」という失敗を一度すると、その通販サイトやブランドから離れてしまうこともあります。
払う:カードがない10代のための選択肢
多くの10代は自分名義のクレジットカードを持っていません。そのため、支払い方法の選択肢が、買うかどうかを左右します。
- コンビニ払い:現金で払えるので、10代にも使いやすい
- ギフトカード・プリペイド:誕生日などにもらった分で払える
- 親のカードやアカウント:親にお願いする形になる
親にお願いする場合、「なぜそれがほしいのか」を説明することになります。商品ページが、親が見てもわかりやすく安心できる内容かどうかも、実は大切なポイントです。
受け取る:家族に届く前提で考える
通販の荷物は、多くの場合、家族が受け取ります。10代にとっては、届くまでのわくわくと同時に、「親に中身を聞かれるかも」という気持ちもあるかもしれません。
企業ができる工夫としては、次のようなものがあります。
- 送料無料になる金額が、10代の予算から遠すぎないか
- 届く日がはっきりわかるか
- 箱を開けたときに、うれしくなる工夫があるか
開けた瞬間の体験は、写真や動画に撮って友だちに見せたくなるきっかけにもなります。
気をつけたいこと
10代のお客さんが多い通販では、次の点に気をつけてください。
- 定期購入になる商品は、そのことを大きくわかりやすく書く
- 「あと○分で終了」など、急がせる表示を多用しない
- 年齢によって購入できない商品は、注文前にはっきり伝える
通販での未成年の契約については、法律上の考え方もあります。くわしくは最新の情報や専門家に確認してください。
10代は「どの通販」を使っているか
10代が使う通販サイトは、大人とはちがうこともあります。どこで探し、どこで買っているかを知ると、出店先や広告の場所を考えやすくなります。
TrendVoiceのプロフ帳には「よく使う通販サイト」という項目があります。企業向けプランでは、10代の声を個人がわからない形で集計し、AIで質問できるので、通販の戦略づくりに役立ててください。
公開日:2026-10-31 文:TrendVoice編集部
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