若者のリアルな声を集める方法|アンケートの限界と、本音が出る5つの手段
10代・若者の本音を知りたいのに、アンケートでは「それっぽい答え」しか返ってこない。そんな悩みに向けて、若者調査の主な方法とそれぞれの長所・短所、本音を集めるコツを解説します。
若者の本音は、なぜ集めにくいのか
「10代向けの商品を作りたいので、アンケートをとった。でも、どこかで見たような答えばかりだった」。若者向けの調査では、こうした声をよく聞きます。
理由はいくつかあります。ひとつは、アンケートに答えること自体が「よそ行き」の行動であることです。大人に聞かれると、正しそうな答え、ちゃんとした答えを書こうとします。
もうひとつは、質問の言葉が大人の言葉になっていることです。10代がふだん使わない言い方で聞かれると、ピンとこないまま答えることになります。
そして、10代の流行は入れ替わりが早いため、調査をしてから結果が出るまでの間に、空気が変わってしまうこともあります。
方法1:アンケート調査
いちばんよく使われる方法です。たくさんの人に同じ質問ができ、数字で比べられるのが長所です。
一方で、選択肢にないことは出てこない、気をつかった答えになりやすい、という短所があります。調査会社のパネルを使う場合は、「アンケートに答えることに慣れた人」の声に偏ることもあります。
方法2:インタビュー・座談会
10代に直接話を聞く方法です。「なぜそれが好きか」「どんなときに買うか」など、数字では見えない理由を深く聞けます。
ただし、話を聞ける人数はかぎられます。また、大人や知らない人の前では緊張して本音が出にくい、という難しさもあります。友だち同士のグループで話してもらうなど、雰囲気づくりが大切です。
方法3:SNSの声を見る(ソーシャルリスニング)
SNSに投稿された言葉を集めて分析する方法です。10代が自分から発信した言葉なので、リアルな空気がわかります。
ただし、SNSに投稿する人は一部です。特に10代は、公開の投稿より、友だち同士のDMや非公開アカウントでやりとりすることも多く、表に出ている声だけでは全体像が見えにくいことがあります。
方法4:公開調査・ランキングを読む
調査会社やメディアが発表している、10代のトレンド調査を読む方法です。無料で読めるものも多く、全体の流れをつかむのに役立ちます。
注意したいのは、調査ごとに対象(年齢・性別)や人数がちがうことです。「高校生200人」と「10代女子610人」では、同じ1位でも意味が変わります。数字を使うときは、必ず調査の条件を確認しましょう。
方法5:遊びの中で声を集める
最近注目されているのが、10代が楽しんで参加する仕組みの中で、自然に声を集める方法です。診断コンテンツ、プロフィールづくり、ゲームなど、「答えている」意識がないまま、好きなものや気持ちを書いてもらいます。
アンケートのような「よそ行き」になりにくく、10代自身の言葉で書かれるのが長所です。友だちにシェアしたくなる仕組みがあれば、続けて声が集まります。
本音を集めるためのコツ
どの方法を使う場合でも、次のことを意識すると、本音に近づきやすくなります。
- 10代の言葉で聞く:大人のマーケティング用語を使わない
- 自由に書ける欄を残す:選択肢だけでは、新しい答えは出てこない
- 1回で終わらせない:同じことを時期を変えて聞き、変化を見る
- 複数の方法を組み合わせる:数字(アンケート)と理由(インタビュー)を両方見る
- 個人情報を守る:未成年の声を扱うときは、同意と匿名化を徹底する
TrendVoiceの集め方
TrendVoiceは、5つめの「遊びの中で声を集める」方法をとっています。10代がプロフ帳を書いて友だちと交換したり、カバン診断で遊んだりした結果が、そのまま声として集まります。
企業向けプランでは、集まった声にAIで質問できます。アンケートでは出てこない言葉を、企画や調査の補助として使ってみてください。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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