若者向けアンケートで本音を引き出す質問の作り方|10代に聞くときの7つのコツ
10代・若者向けのアンケートは、質問の作り方で答えの質が大きく変わります。本音を引き出す質問の作り方、選択肢のつくり方、聞き方の順番など、すぐ使える7つのコツを例文つきで紹介します。
質問しだいで、答えは変わる
同じ10代に聞いても、質問の書き方ひとつで返ってくる答えは大きく変わります。「当たりさわりのない答え」ばかりになるのは、10代のせいではなく、質問の作り方に原因があることが多いのです。
ここでは、10代向けのアンケートで本音を引き出すための7つのコツを、例文つきで紹介します。
コツ1:10代の言葉で聞く
大人の言葉、とくにマーケティングの言葉は、10代にはピンときません。
- よくない例:「購買意欲が高まる要因を教えてください」
- よい例:「つい買っちゃうのは、どんなとき?」
むずかしい言葉を使うと、答えるほうも「ちゃんとした答え」を書こうとして、よそ行きになります。友だちに聞くような言い方を意識しましょう。
コツ2:「理想」ではなく「最近のこと」を聞く
「どんな商品がほしいですか?」と聞くと、頭で考えた理想の答えが返ってきがちです。それより、実際にあったことを聞くほうが、本音に近づきます。
- よくない例:「好きなお菓子のジャンルは?」
- よい例:「この1週間で、自分のお金で買ったお菓子は?」
行動を聞くと、答えに具体的な商品名やお店の名前が出てきます。それが企画のヒントになります。
コツ3:選択肢に「その他(自由記入)」を入れる
選択肢だけのアンケートは集計しやすい反面、作った人が思いつかなかった答えは、絶対に出てきません。10代の流行は大人が知らないものが多いので、自由に書ける欄は必ず残しましょう。
「その他」に書かれた言葉こそ、次の流行のタネだったりします。
コツ4:1問で2つのことを聞かない
- よくない例:「その商品の値段とデザインに満足していますか?」
値段には満足していて、デザインには不満、という人は答えられません。1つの質問では、1つのことだけを聞くようにします。
コツ5:質問を少なくする
10代は、長いアンケートの途中でやめてしまいます。最後まで答えてくれても、後半は適当になりがちです。
本当に知りたいことをしぼり、5分以内で終わる量を目安にしましょう。どうしても聞きたいことが多いときは、「おまけの質問」として後ろに回し、答えなくても先に進めるようにします。
コツ6:聞く順番を工夫する
最初にむずかしい質問や、お金の話を聞くと、身がまえてしまいます。
- はじめ:答えやすい、楽しい質問(いまハマっていること、推しなど)
- まんなか:本題の質問(買い物、使っているアプリなど)
- さいご:答えにくい質問(おこづかいの額など、答えなくてもいい形で)
楽しい質問から入ると、気持ちがほぐれて、その後の答えも素直になりやすくなります。
コツ7:個人情報と安心をセットにする
未成年に聞くときは、何のために使うのか、名前や学校名が外に出ないことを、わかりやすい言葉で伝えましょう。年齢によっては、保護者の同意が必要になることもあります。
また、住んでいる地域やおこづかいの額など、組み合わせると個人が特定されそうな情報は、集計して見せる、少ない人数のデータは「その他」にまとめるなどの配慮が大切です。
アンケートそのものを「遊び」にする方法も
ここまでのコツを使っても、アンケートはどうしても「答える作業」になります。そこで最近は、診断やプロフィールづくりなど、10代が楽しんで参加できる形で声を集める方法も使われています。
TrendVoiceは、10代がプロフ帳を書いて友だちと交換する遊びの中で、「いまハマってること」「最近お金を使ったもの」「こんな商品がほしい」といった声を集めています。質問の言葉も、10代の目線で作っています。アンケートの設計に迷ったら、実際の10代の答え方を参考にしてみてください。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
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