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世代の基本

Z世代とアルファ世代の違い|境目にいる「いまの高校生」をどう見るか

Z世代とアルファ世代は何がちがうのか。生まれ年、スマホとの距離、SNSの使い方、お金の出どころの4つで比べ、境目にいる今の中高生をマーケティングでどう扱うかを解説します。

まず生まれ年の目安

Z世代は、だいたい1990年代後半〜2010年ごろの生まれ。アルファ世代は、2010年ごろ〜2020年代半ばの生まれです。どちらも区切りは資料によって数年ずれます。

この区切りで考えると、2026年の高校生はちょうど境目にいます。高校3年生はZ世代の最後のほう、高校1年生はアルファ世代のはじまり、というくらいの感覚です。

だからこそ、「Z世代向け」に作った企画が、いまの高校生にはちょっと古く見える。逆に「アルファ世代向け」と思って作ったものが、小学生向けに見えてしまう。こんなずれが起きやすい年代でもあります。

違い1:スマホとの距離

Z世代は、子どものころにガラケーやパソコンを見て育ち、中高生のころにスマホを持った人が多い世代です。インターネットが「当たり前になっていく途中」を経験しています。

アルファ世代は、生まれたときから家にスマホやタブレットがありました。動画を見る、ゲームをする、写真を撮る。どれも物心つく前からやっている、という子も少なくありません。

この差は「調べ方」に出ます。Z世代は検索窓に文字を打つことに慣れていますが、アルファ世代は動画やSNSの中で探すことに慣れています。商品の情報を届けるなら、文章より短い動画、説明より「使っているところ」のほうが伝わりやすい傾向があります。

違い2:SNSの見せ方

Z世代のSNSでは、写真をきれいに撮る「映え」が大きな流行になりました。

一方、いまの10代のトレンドを見ると、少し空気が変わっています。2026年上半期の流行語では、気持ちを大げさにそのまま出す言い回し(「〇〇すぎて滅」など)が上位に入りました。若者向けマーケティング会社の総括でも、「映えより、リアル」「遠い人より、近い人」といった読み解きが出ています。

つまり、完ぺきに作り込んだ広告より、等身大で、ちょっと笑える、友だちに送りたくなる内容のほうが届きやすい、ということです。

違い3:お金の出どころ

Z世代の多くは、すでにアルバイトや仕事で自分のお金を持っています。アルファ世代は、まだおこづかいやお年玉、親が払うお金が中心です。

アルファ世代向けの商品は、「本人がほしい」と「親が買ってもいいと思える」の両方がそろって、はじめて売れます。安全か、値段が納得できるか、勉強や生活のじゃまにならないか。親が気にするポイントも、企画の段階で考えておく必要があります。

違い4:「昔のもの」への感じ方

おもしろいのが、昔のものへの感じ方です。Z世代にとって平成のおもちゃや曲は「子どものころのなつかしいもの」です。でもアルファ世代にとっては、「はじめて見る新しいもの」です。

2026年の10代トレンドでは、シール帳やたまごっち、十数年前の曲のリバイバルなどが上位に入りました。同じ「平成レトロ」でも、Z世代は思い出として、アルファ世代は新鮮なものとして楽しんでいます。だから同じ商品が、2つの世代に別の理由で売れることがあります。

境目の世代をマーケティングでどう扱うか

いまの中高生に向けて企画するときは、次の3つを意識すると失敗が減ります。

  • 「Z世代」「アルファ世代」というラベルより、学年・年齢で考える
  • 高校生と中学生、さらに小学生で、言葉や好きなものが変わることを前提にする
  • 大人がイメージする「若者っぽさ」ではなく、本人たちの言葉を集めて確かめる

世代の名前は、話をわかりやすくするための目印です。実際のお客さんは、ひとりひとりちがいます。ラベルにたよりすぎず、いまの本人たちの声を見ることが、いちばん確実な近道です。

TrendVoiceでは、10代がプロフ帳を書いて遊んだ結果から、学年ごとの「いま好きなもの」「ほしいもの」を見られます。境目の世代を知る手がかりとして使ってみてください。

#Z世代#アルファ世代#世代の違い

公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部

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