10代のInstagramはストーリーズと親しい友達が中心|企業が「載せてもらう」ための考え方
10代のInstagramは、フィード投稿よりストーリーズや親しい友達、DMでのやりとりが中心と言われます。企業アカウントが入れない「近い友だちの輪」に、どうすれば自然に届くのかを整理しました。
10代のInstagramは「見せる場所」から「話す場所」へ
Instagramといえば、きれいな写真を並べるフィード投稿を思い浮かべる人が多いかもしれません。でも、いまの10代の使い方を見ると、中心は24時間で消えるストーリーズや、DMでのやりとりに移っていると言われます。
公開の投稿はあまりしないけれど、ストーリーズは毎日見る。仲のいい友だちだけに向けた「親しい友達」でだけ本音を出す。こうした使い方をしている10代は少なくありません。
「映えより、リアル」という空気が、2026年上半期のトレンドの読み解き(Reaplus)でも挙げられています。きれいに整えた1枚より、その日の気分をそのまま出すほうが、いまの10代には自然なのです。
企業アカウントは「親しい友達」の中に入れない
ここで企業が知っておきたいのは、10代が一番活発にやりとりしている場所に、企業アカウントはほぼ入れないということです。親しい友達のリストに企業を入れる10代はまずいませんし、DMのグループに企業が呼ばれることもありません。
だからこそ、発想を変える必要があります。企業が直接そこに行くのではなく、10代が「これ載せよう」「これあの子に送ろう」と思う素材を用意する。つまり、企業の役割は「投稿する人」より「ネタを渡す人」に近くなります。
ストーリーズに載せたくなる素材の条件
10代が自分のストーリーズに企業の投稿や商品を載せるのは、それが「自分の気分を言ってくれている」ときです。商品の宣伝を手伝いたいわけではありません。
- 自分の気分や状態を代わりに言ってくれる(例:「テスト前の顔」「金曜の放課後の顔」)
- 友だちに聞いてみたくなる問いかけがある(例:「どっち派?」)
- 自分のスクショや写真の上に重ねて使える
- 縦の画面で、文字が読みやすい
反対に、ロゴが大きすぎる、文字がぎっしり、キャンペーンの説明が長い、といった素材は、載せると「宣伝している人」に見えてしまうので避けられます。
DMで「送りたくなる」投稿の作り方
もうひとつの入り口がDMです。10代は、気になる投稿を見つけると、友だちにそのまま送ることがよくあります。送る理由は、だいたい次のどれかです。
- 「これあんたじゃん」と言いたくなる、あるある
- 「今度ここ行こ」と誘う口実になる、お店やイベント
- 「これほしい」と知らせたくなる、新商品
- 「やばくない?」と一緒に笑いたくなる、ちょっと変なもの
投稿を作るときに、「これを見た10代は、だれの顔を思い浮かべるか」を考えてみてください。思い浮かぶ相手がいる投稿は、送られやすくなります。
企業がストーリーズを使うときのチェックリスト
企業アカウントがストーリーズを出すときにも、10代の使い方に合わせた工夫ができます。
- 1枚に伝えることは1つにしぼる
- アンケートや質問のような、タップで参加できる機能を使う
- 新商品の告知だけでなく、裏側やボツ案など「ここでしか見られないもの」を出す
- ハイライトに残すものと、消えてよいものを分ける
ストーリーズは消えるからこそ、少しラフな出し方ができます。フィードには残しにくい「試作中」や「社員の本音」は、ストーリーズのほうが向いています。
アンケート機能で「次の味はどっちがいい?」と聞けば、そのまま小さな調査にもなります。ただし、答えてくれるのはすでにフォローしている人だけです。結果は「ファンの声」として読み、10代全体の声とは分けて考えましょう。
やりすぎに注意したいこと
10代がストーリーズに載せた写真や動画を、企業が勝手に自社アカウントで紹介するのは避けましょう。顔や制服、学校がわかるものが写っていることもあります。紹介するなら、必ず本人に確認し、未成年の場合は慎重に扱うことが大切です。
また、「ストーリーズに載せたらプレゼント」といった企画は、条件の決め方によっては景品のルールに関わることがあります。企画の前に、社内の法務などに確認しておくと安心です。
10代が「だれに送るか」を知る
ストーリーズや親しい友達の中で何が話されているかは、外からは見えません。だからこそ、10代自身の言葉で聞くことが大切です。TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「いまの気分」や「いま流行ってるもの」「よく使うSNS/アプリ」が集まっています。企業向けプランでは、その声にAIで質問して、素材づくりのヒントを探せます。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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