10代向けSNSはハッシュタグより「保存」と「送る」|広がる投稿の作り方
10代向けのSNS投稿は、ハッシュタグを増やすより「保存したくなる」「友だちに送りたくなる」内容にするほうが広がりやすいと言われます。保存される投稿と送られる投稿の型を、例文つきで紹介します。
ハッシュタグをたくさん付けても広がらない
SNSの投稿で、ハッシュタグをできるだけ多く付ける。少し前まではよく見られたやり方です。でもいまは、ハッシュタグを増やしただけで10代に届く、ということはあまりなくなっています。
多くのSNSでは、フォローしていない人の投稿も「おすすめ」として流れてきます。何がおすすめに出るかのくわしい仕組みは公開されていませんが、一般には、最後まで見られたか、保存されたか、だれかに送られたか、といった反応が大切だと言われます。
つまり、企業が考えたいのは「どのタグを付けるか」より、「見た10代が、何をしたくなる投稿か」です。ここでは、そのなかでも大きい「保存」と「送る」に注目します。
「保存」される投稿は、あとで使える
保存は、「これ、あとでまた見たい」という気持ちのしるしです。10代が保存するのは、だいたい次のような投稿です。
- 手順がわかる:「3分でできるヘアアレンジ」「テスト前の暗記のコツ」
- まとまっている:「〇〇駅の近くで行けるカフェ5選」「推し活グッズの収納アイデア」
- 選ぶときの参考になる:「プチプラで買える〇〇 くらべてみた」
- まねしたい:「この色の組み合わせ」「このポーズ」
共通しているのは、その場で見て終わりではなく、あとで「使う」場面があることです。企業の投稿なら、商品の紹介を「使い方のまとめ」や「選び方の早見表」の形にするだけで、保存されやすくなります。
- よくない例:「新色が出ました!ぜひチェックしてね」
- よい例:「新色3つ、肌の色別に似合う組み合わせまとめ(保存して買うときに見てね)」
「送る」投稿は、だれかの顔が浮かぶ
もうひとつの大きな反応が、友だちに送ることです。10代は、気になる投稿をDMでそのまま友だちに送ります。送られるのは、見た瞬間に「だれか」の顔が浮かぶ投稿です。
- あるある:「テスト前日にだけ部屋を片づけたくなる人」
- 誘い:「放課後に行ける、制服で入りやすいお店」
- いっしょに笑える:「ちょっと変な新商品」
- 知らせたい:「〇〇とのコラボが出るらしい」
投稿を作るときは、「これを見た10代は、だれに送るだろう」と考えてみてください。送り先が思い浮かばない投稿は、送られにくい投稿です。
送られた投稿は、友だちとの会話のきっかけにもなります。「これ行きたい」「わかる」と返事が来る投稿は、10代にとって送る価値のある投稿です。説明文の最後に「〇〇な友だちに送ってあげて」とひとこと添えるのも、送る理由をはっきりさせる方法のひとつです。
保存と送るを増やすための投稿チェック
投稿の前に、次の点を確かめてみてください。
- 1枚目(最初の数秒)で、何の投稿かがわかる
- 「あとで使う」場面か、「だれかに送る」理由のどちらかがある
- 文字は大きく、スマホで読める量にしぼっている
- 説明文の最初の一文で、中身を言いきっている
- 企業の言いたいことより、見る人の得になることが先にきている
ハッシュタグは「整理」と「検索」のために
では、ハッシュタグはいらないのかというと、そうではありません。役割が変わったと考えるのがよいでしょう。
- 投稿の内容を、SNSや見る人にわかりやすくする
- キャンペーンやシリーズの投稿をまとめる
- 10代がタグで探すことのある言葉(場所の名前、イベント名など)を入れる
数を増やすより、投稿の中身に合ったものを少しだけ付けるほうが自然です。関係のない人気タグを付けると、かえって広告っぽく見えることもあります。
気をつけたいこと
「保存したらプレゼント」「シェアしたら当たる」のように、反応そのものにお礼を付ける企画は、SNSごとのルールで制限されている場合があります。実施する前に、使うSNSの最新の規約を確認しましょう。また、反応を集めることだけを目的にした投稿は、10代にすぐ見抜かれます。
10代が「だれに何を送っているか」を知る
保存や送る理由は、10代の日常の中にあります。いま何に困っていて、どんな話題を友だちとしているのかがわかれば、投稿のテーマも決めやすくなります。TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「いまの気分」や「いま流行ってるもの」が集まっています。企業向けプランでは、その声にAIで質問して、投稿づくりのヒントにできます。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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