縦型ショート動画の作り方|10代に最後まで見てもらう台本と撮影のコツ
TikTok・Instagramのリール・YouTubeショートなど、縦型ショート動画で10代に最後まで見てもらうための作り方を解説。台本の型、冒頭の言葉、字幕、撮影と編集のコツを、すぐ使える例つきでまとめました。
横の動画を縦に切っても、うまくいかない
企業がショート動画を始めるとき、よくあるのが「テレビCMやWeb用の横長の動画を、縦に切りぬいて使う」方法です。手軽ですが、10代にはなかなか見てもらえません。
縦型のショート動画は、スマホを片手で持って、指で次々に送りながら見るものです。横の動画とは、見る姿勢も、見る時間も、求められるテンポもちがいます。最初から縦で、ショート動画として作ることが大切です。
ここでは、どのSNSでも使える、縦型ショート動画の作り方を、台本・撮影・編集の順に紹介します。
台本の基本は「1本1メッセージ」
ショート動画は短いので、伝えられることは1つだけです。商品のいいところを全部入れようとすると、結局なにも残りません。
台本を書く前に、「この動画を見た10代に、何を1つ覚えて帰ってほしいか」を一文で書いてみてください。それが決まれば、入れるもの・入れないものが自然に決まります。
台本は、次の4つの流れで組み立てるとまとまります。
- つかみ:見る理由をつくる(問いかけ、意外な結果を先に見せる)
- なか身:一番伝えたいことを1つだけ見せる
- 決め:結果や変化がわかる場面
- 余韻:もう一度見たくなる、コメントしたくなる終わり方
冒頭は「結論」か「問いかけ」から
ショート動画は、最初の数秒で見るかどうかが決まると言われます。あいさつや会社名から始めると、その間に次の動画に送られてしまいます。
- よくない例:「こんにちは、〇〇株式会社です。今日は新商品を紹介します」
- よい例:「これ、ペンに見えて実は〇〇です」
- よい例:「前髪が10分で崩れる人、これ試して」
- よい例:「この3つのうち、本物はどれでしょう」
最初に「えっ」と思わせるか、「自分のことだ」と思わせるか。どちらかを入れるのがコツです。
冒頭の言葉は、台本の段階でいくつか書き出して、くらべてみるのがおすすめです。同じ中身でも、最初のひと言を変えただけで反応が変わることがあります。何本か出して、どの言い方が見られたかを記録しておくと、次の動画づくりに生かせます。
撮影は「スマホで、近く、明るく」
10代が見慣れているのは、同世代がスマホで撮った動画です。立派なカメラで撮った映像より、スマホで撮った映像のほうが、流れの中でなじみます。
- 縦で撮る(あとで切りぬかない)
- 顔や手元に近づく。小さく映るものは伝わらない
- 窓の近くなど、明るい場所で撮る
- 大事なものは画面のまんなかに置く(上下には文字やボタンが重なることが多い)
- 声は、なるべくスマホの近くで話す
完ぺきさより、手元の動きや表情がはっきり見えることのほうが大事です。
編集は字幕とテンポで決まる
ショート動画は、音を出さずに見られることも多いものです。電車の中や、家族がいる部屋などで見る10代もいます。話している内容は、字幕で読めるようにしておきましょう。
- 字幕は大きく、短く区切る
- 話していない「間」は切ってつめる
- 同じ画面が長く続かないよう、寄り・引き・手元を切りかえる
- 最後の場面から最初の場面へ、自然につながるようにすると、くり返し見てもらいやすい
音楽を使うときは、そのSNSで商用利用が認められている音源かどうかを必ず確かめてください。流行の曲でも、企業アカウントでは使えない場合があります。
作りすぎに注意
ショート動画は、作り込みすぎると逆効果になることがあります。2026年上半期のトレンドの読み解き(Reaplus)では「映えより、リアル」という傾向が挙げられています。きれいすぎる映像より、少しの失敗や本音が入っているほうが、10代には自然に見えます。
一方で、ふざけすぎて商品が何だったか伝わらない、という失敗もよくあります。台本の最初に書いた「1つのメッセージ」が伝わっているか、公開前に社外の目線で見直しましょう。
動画のネタは、10代の言葉から
どんな冒頭なら「自分のことだ」と思ってもらえるかは、10代がふだん何に困り、何を話しているかを知るとわかってきます。TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「いまの気分」や「最近ヘビロテの曲」などの声が集まっています。企業向けプランでは、その声にAIで質問して、動画のネタ探しに使えます。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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