10代向けSNS施策で守るべきこと|年齢・個人情報・広告表示のチェックリスト
10代向けのSNSキャンペーンや投稿施策では、年齢、個人情報、広告表示、プレゼント企画など、大人向けより気をつけることが増えます。企画前に確認したいポイントをチェックリストの形でまとめました。
10代向けの施策は「楽しい」だけでは足りない
10代向けのSNS施策は、うまくいけば大きく広がります。そのぶん、配慮が足りなかったときの反動も大きくなります。相手が未成年であることで、大人向けの施策では考えなくてよかった確認が増えるからです。
ここでは、企画を立てる前と、実施中に確かめておきたいことを、テーマ別にまとめます。法律や各SNSの規約はここでは一般論にとどめているので、実際の企画では、社内の法務や専門家に確認しながら進めてください。
1. 年齢のルールを確かめる
多くのSNSは、利用できる年齢を13歳以上としています。つまり、SNS上の施策は、基本的に中学生以上が対象になります。小学生に向けた施策をSNSで行うのは、そもそも前提がずれている可能性があります。
- 使うSNSの対象年齢を確認したか
- 企画の対象年齢が、SNSの対象年齢と合っているか
- 応募や参加に、保護者の同意が必要かどうかを決めたか
未成年から個人情報を集める場合は、保護者の同意が必要になる場合があります。年齢によって扱いを変えることも考えましょう。
2. 個人情報は「集めない」が基本
キャンペーンの応募で、名前、住所、学校名、生年月日などをまとめて集めてしまうことがあります。でも、必要のない情報は集めないのが一番の安全策です。
- その情報は、本当に企画に必要か
- 何に使い、いつ消すかを、10代にもわかる言葉で書いているか
- 当選者の発表で、本人がわかる情報を出していないか
また、10代の投稿を紹介するときは、顔、制服、学校の名前、最寄り駅、家の近くの景色など、居場所につながる情報が写っていないかを確かめます。本人が気づいていないことも多いので、企業側が気をつける必要があります。
3. 広告であることをはっきり示す
インフルエンサーに商品を渡したり、お金を払ったりして投稿してもらう場合は、広告であることがわかるように表示します。広告であることを隠した宣伝は、いわゆるステマとして景品表示法で規制されています。
10代は、あとから「実は広告だった」とわかることを強く嫌います。PRの表示は、ルールを守るためだけでなく、信頼を守るためのものと考えましょう。
- 依頼した投稿に、広告であることがわかる表示が入っているか
- 表示が、説明文の奥やタグの山にうもれていないか
- 企業の公式アカウントが、依頼した投稿を紹介するときも広告だとわかるか
4. プレゼント企画のルールを確かめる
フォローやシェアでプレゼントが当たる企画は、10代にも人気があります。ただし、景品の金額や当選の仕組みには法律上のルールがあり、SNSによっては、いいねやシェアを応募条件にすることを規約で制限している場合もあります。
- 景品の金額や当選の仕組みを、社内で確認したか
- 使うSNSの規約で、その応募方法が認められているか
- 当選の連絡方法が、なりすましと見分けがつく形になっているか
企業を名乗る偽アカウントから「当選しました」とDMが届く被害もあります。公式からDMで個人情報を聞かないことを、あらかじめ告知しておくと安心です。
5. 実施中に気をつけること
企画が始まってからも、見ておくべきことがあります。
- 10代同士で、からかいや悪口の材料になっていないか
- 参加のために、夜遅くまで投稿を続けるような流れになっていないか
- おこづかいを大きく超える出費をうながしていないか
- 不安を感じた参加者が、問い合わせできる窓口があるか
とくに「たくさん買うほど有利」になる企画は、10代にはふさわしくありません。保護者から見ても安心できるかどうかを、ひとつの基準にしてみてください。
もし批判のコメントが集まったときは、すぐに消したり反論したりせず、まず事実を確かめます。だれが、いつ、どう答えるかを、企画の前に決めておくと、あわてずにすみます。
安心できる施策は、10代の目線から
10代に安心して参加してもらうには、10代がどんなSNSを、どんなふうに使っているかを知っておくことが出発点です。TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「よく使うSNS/アプリ」などの声を、個人がわからない形で集計しています。企業向けプランでは、その声にAIで質問して、施策を考える前の確認に使えます。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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