← もどる
消費行動

10代とサブスク|動画・音楽・ゲームの定額サービスを中高生はどう選び、どう続けるか

動画や音楽、ゲームの定額サービス(サブスク)は、10代の生活にも入りこんでいます。中高生がサブスクをどう使い、誰が払い、なぜやめるのか。10代向けの定額サービスを考えるときの設計のポイントと注意点をまとめました。

サブスクは「家族のもの」から始まることが多い

動画配信、音楽配信、ゲームの定額サービス。サブスク(毎月決まった金額で使えるサービス)は、10代にとっても身近なものになっています。

ただし、10代が自分で契約して払っている、というケースばかりではありません。家族で入っている動画サービスを一緒に見る、親のアカウントで音楽を聴く、という形も多いと考えられます。10代とサブスクの関係を考えるときは、まず「誰が払っているか」を分けて見ることが大切です。

誰が払っているかで、3つの型がある

10代のサブスクは、大きく次の3つに分けて考えられます。

  • 家族型:親が契約して、家族みんなで使う。10代は「使う人」で、決める人は親
  • おねだり型:10代がほしいと言って、親が払う。説得の材料が必要になる
  • 自分払い型:おこづかいやアルバイト代から、自分で払う。高校生以上で増えやすい

どの型かによって、伝えるべき相手と内容が変わります。家族型なら親にとってのメリット、おねだり型なら「親を説得できる理由」、自分払い型なら「毎月払う価値があるか」が問われます。

10代がサブスクに感じる価値

10代がサブスクを使う理由として、よく挙げられるのは次のような点です。

  • 好きなだけ見たり聴いたりできる。推しの曲や動画をくり返し楽しめる
  • 友だちとの話題についていける。みんなが見ている作品を見られる
  • 毎回お金のことを考えなくていい

2026年上半期にも、昔の曲がリバイバルしたり、話題の番組がたくさんの高校生に見られたりしました。渋谷トレンドリサーチの高校生男女200人への調査では、好きなテレビ番組で「今日、好きになりました。」が33.5%と大きく1位になっています。こうした作品にいつでもアクセスできることは、話題についていきたい10代にとって大きな価値です。

なぜやめる?10代がサブスクを解約する理由

続けてもらうには、やめる理由を知っておくことも欠かせません。10代の場合、次のようなことが起きやすいと考えられます。

  • 見たい作品を見終わった。目当てがなくなると続ける理由がなくなる
  • おこづかいの中で、ほかに使いたいものができた
  • 親から「使っていないならやめて」と言われた
  • テスト期間や受験で、使う時間がなくなった

特に、毎月決まった額がかかることは、おこづかいの少ない10代には重く感じられます。「なんとなく続けている」状態は長くは続きません。

逆に言えば、やめる理由がわかれば、手の打ちようもあります。たとえば、見終わったあとに「次に見たい作品」が自然に見つかる、テスト期間は休めて終わったら戻れる、といった仕組みです。10代の1年には、テスト、行事、長い休みといった波があります。その波に合わせて使い方を変えられるサービスは、長くつき合ってもらいやすくなります。

10代向けの定額サービスを考えるときのポイント

10代を対象にした定額サービスを設計するなら、次の点を確かめてみてください。

  • 月の金額が、おこづかいの中で無理のない額か
  • 使わない月がある前提で、休止や一時停止ができるか
  • 何にいくらかかるかが、親にもわかる説明になっているか
  • やめ方がすぐわかる場所に書いてあるか
  • 無料期間のあと、自動で有料になることがはっきり伝わるか

よくない例は「無料期間のあと、気づいたら払っていた」という体験です。10代本人だけでなく、親の信頼も失います。反対に、やめやすいサービスほど「また入ろう」と思ってもらいやすい、という考え方もあります。

未成年の契約は、慎重に

サブスクは毎月お金がかかる「契約」です。未成年の契約には保護者の同意が必要になる場合があるなど、法律上の考え方があります。また、使う決済サービスごとに年齢の条件があることもあります。

ここでは一般論にとどめますので、実際にサービスを設計するときは、最新の法律や規約を確認し、必要に応じて専門家に相談してください。

10代がいま何を見て、何を聴いているか

サブスクの企画では、10代が何を楽しんでいるかを知ることが出発点になります。

TrendVoiceのプロフ帳には「最近ヘビロテの曲」や「推し」「よく使うSNS・アプリ」といった項目があり、10代が遊びながら書いた声が集まっています。企業向けプランでは、その声にAIで質問できるので、定額サービスの中身を考える材料にしてみてください。

#10代 サブスク#定額サービス#中高生

公開日:2026-10-31 文:TrendVoice編集部

アルファ世代の「いまの本音」を、AIに聞いてみませんか

TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。

企業向けのご案内を見る

あわせて読みたい