10代にとってYouTubeは「調べる」場所|検索される動画の作り方とテーマ選び
10代は、わからないことをYouTubeで調べることが少なくありません。「やり方」「比較」「本音レビュー」など、検索されて長く見られる動画のテーマ選びと作り方を、企業担当者向けにまとめました。
文字で検索する前に、YouTubeを開く
大人は、わからないことがあると検索エンジンに文字を打ち込みます。いまの10代は、同じ場面でYouTubeを開くことが少なくありません。メイクのやり方、髪の巻き方、勉強の計画の立て方、ゲームの攻略。文字で読むより、人がやっているところを見たほうが早いからです。
アルファ世代は、文字を読む前から動画にふれてきた世代です。「調べる=動画を見る」という感覚は、これからさらに強くなると考えられます。
TikTokが「新しいものに出会う場所」だとすると、YouTubeは「気になったものを確かめに行く場所」です。企業にとっては、話題になったあとの受け皿になる場所とも言えます。
10代がYouTubeで調べていること
10代がYouTubeで調べるのは、だいたい次のような場面です。
- やり方を知りたい:「〇〇 やり方」「〇〇 初心者」
- 比べたい:「〇〇 比較」「〇〇と〇〇 どっち」
- 失敗したくない:「〇〇 レビュー」「〇〇 正直」
- 雰囲気を知りたい:「〇〇 vlog」「〇〇 ルーティン」
お金に限りがある10代にとって、「買って失敗したくない」という気持ちは大人以上に強いものです。おこづかいで買う前に、本当にいいのかを動画で確かめる流れが生まれやすくなります。
検索される動画は「質問への答え」になっている
企業がYouTubeで10代に届けたいとき、まず考えたいのは「10代はどんな言葉で検索するか」です。自社が言いたいことではなく、10代が知りたいことからテーマを決めます。
- よくない例:「新商品〇〇のご紹介」
- よい例:「〇〇を3日間使ってみた正直な感想」
- よくない例:「ブランドのこだわり」
- よい例:「〇〇がすぐ取れちゃう人がやりがちなこと」
タイトルに10代がふだん使う言葉が入っているか、見る前から「何がわかる動画か」が伝わるかを確かめましょう。
長い動画とショート、どう分けるか
YouTubeには、長めの動画とショート動画があります。それぞれ向いている内容がちがいます。
- 長い動画:手順をていねいに見せたいもの、比べて見せたいもの、じっくり聞きたい話
- ショート:一番伝えたいポイントだけ、使う前と後の変化、ちょっとしたコツ
ショートで興味を持った人が、長い動画で確かめに来る、という流れを作れると理想的です。ショートの最後に「くわしくは長い動画で」と案内しておくと、つながりが生まれます。
昔の動画が、いま見つかることもある
YouTubeの特長は、動画が長く残ることです。JC・JK流行語大賞2026上半期のコトバ部門1位「ワホー」は、11年前のYouTube動画から生まれた言葉でした。
いまの10代は、新しいか古いかをあまり気にしません。何年も前の動画が、ある日いきなり見つかって広がることがあります。企業にとっては、一度作った「やり方」動画が、何年も検索され続ける資産になる可能性がある、ということです。そのぶん、すぐに古くなる情報(価格やキャンペーンの日付など)は、動画の中で言いすぎないほうが長持ちします。
作るときのチェックリストと注意点
10代向けの「調べる」動画を作るときは、次の点を確認してみてください。
- 最初の数秒で、この動画で何がわかるかを言っている
- 手元や画面がはっきり見える
- 字幕があり、音を出せない場所でも内容がわかる
- 都合のいいことだけでなく、向いていない人やできないことも言っている
- 説明欄に、使った商品や手順のまとめを書いている
「できないこと」まで言っている動画は、10代から信用されやすくなります。
あわせて、ルールの面も確かめておきましょう。商品を提供して配信者に紹介してもらう場合は、広告であることがわかるように表示する必要があります。また、YouTubeは子ども向けの動画について別のルールを設けているので、対象年齢の低い商品を扱うときは、最新のルールを確認しておきましょう。
10代が「何を調べているか」から始める
動画のテーマを決める一番の近道は、10代がいま何に迷っているかを知ることです。TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「最近お金を使ったもの」や「こんな商品求めてます」が集まっています。企業向けプランでは、その声にAIで質問して、検索されそうなテーマを探すことができます。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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